こんにちは。
AFP /FP2級保持/元小学校教員のなべさんです!
今回も、インスタリールを見てくださってありがとうございます。
Special thanks:イラストレーターミドちゃん♡
意地悪なお母さん
「お母さんのケチ。イジワル。」
なんて言われた時は、マジで
「ふざけんなー!!!!!どの口が言ってんだーーーー!!!!!」
って爆発しそうだったんですけど。笑
なんか、あまりにもけーくんが本気でそう思ってるもんだから、
なんか笑えてきちゃって、冷静に
「私がスーパーで買ってるのは、みんなが食べるものだよ。」
「トイレットペーペーとか、洗剤とか、別に私だけが使うものじゃなくて、みんなが使うものでしょ?」
「私だって、別に買いたくないけど、買わなきゃみんなが快適に生活できないから、代表して買ってるんだよ。」
「私だっておもちゃとか買ってないじゃん、」
と落ち着いて、ひとつひとつゆっくり丁寧に言いました。
それには納得したけど、
次にけーくんには新たな疑問が生まれたんですよね。
「みんなが使うものを買ってくれてるのはわかったけど、でも、僕の欲しいのだって買ってくれてもいいじゃん。」
けーくんの頭の中
「ほー。なるほど」と思いましたね。
そう。要は、けーくんは
欲しいものはなんでも買える(もらえる)
と思っていて、
それなのに、
僕が欲しいというものは意地悪で買って(もらって)くれない
と思っていたようなんです。
そこで、初めて
ものが欲しい時にはそれに対応する価値を渡さなくてはいけない
ということを、実感してもらおうと思いました。
お金の価値は気にしない
ここで私が大切にしたかったのは、
①欲しいものはそのお店の人(レジ)にいう。
②対価を払う
③手に入る
この3つです。
簡単すぎと思いましたか?
いえいえ、そんなことはありません。
この3ステップが踏めればまずは上出来だと思いました。
ここで、大切なのは、
お金の「価値の大きさ」は気にしないということ。
数量の理解は難しい
数量の大きさや差を勉強するのは小学校に入ってからです。
1が10っこで10。
10が10っこで100
当たり前のことだし、子どもも当たり前に理解できるものだと思いがちですが、
未就学児にとってはまだまだ難しい。
10が2個で12
1が10個で11
小学生でも、こんな間違いはよくあります。
親として、これもあれも教えたい。
と思う気持ちも分かりますが、
色々詰め込んでも、子どもにとったらちんぷんかんぷん。
それなのに親と言ったら
「前も言ったでしょ!」なんて怒りの材料になっちゃうんだから、
そんな負の連鎖はお互いにしんどいです。
スモールステップを確実に踏ませるために、まずは
対価の『交換』
だけを体験させることにしました。
結果は大成功。
今まで一緒に買い物だって何回もしているけど、
いざ自分ごとになると、
『知らない大人と話すのに緊張する』
『もし貰えなかったら(買えなかったら)どうしよう』
『これで本当に買えるの?』
なんて、レジの慌ただしいこと慌ただしいこと。笑
時間がかかりながらも、子ども一人一人に買う体験をさせてもらいました。
きっとこの1回で色々な感情が生まれたんだと思います。
お店を出た後の子どもたちは、嬉しそうで、かなり興奮していました。
そんなこんなで、お金の勉強はスタート!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は、お金の教育をする上で大きな壁が立ちはだかります。
続きをお楽しみに!!
最後までお読みいただきありがとうございました。